リーダーシップにはオハイオ研究と呼ばれるものがあります。これは米国オハイオ州立大学のシャートル心理学教授たちが行なった調査。
第二次世界大戦前から始められ、1950年代にかけておこなわれた調査研究です。目的はリーダーの行動測定の尺度作成。まさにリーダーシップ行動論の研究です。
方法として質問票が用いられ、それには詳細に各リーダーの行動を記述してもらう。民間企業や軍隊などの組織から25000人以上に、この質問票をはじめ、インタビューや観察調査などが綿密におこなわれました。
その結果調査から抽出された、「リーダーの行動」は1700にも登りました。
このオハイオ研究に寄れば、「リーダーの行動」のうち半数以上の行動は、「配慮」と「構造作り」の2つに集約されることが明らかとなりました。
すなわち「配慮」は、メンバーと相互の信頼を築き上げること。組織集団のなかにいるメンバーと、より深い人間関係を構築し、維持しようとする行動です。
「構造作り」を見ると、これは組織集団での基盤インフラを整えること。確実な成果を組織集団が実現するための行動です。さらに、各メンバーの課題管理を徹底していく行動もこれに当てはまります。
オハイオ研究でのリーダーシップは、このようになっています。
まさに身につまされるところ。
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