リーダーシップの研究でミシガン研究も有名なもの。これはリーダーシップをリーダー個人の資質ではなく、組織的な機能として捉えている点がに特徴。
別名をマネジメントシステム論とも呼ばれています。1961年にミシガン大学の研究者リッカートが、生命保険会社のフロントマネジャーに行った調査研究。
調査結果から、人間指向と仕事指向という2つの次元を導きます。この関係性から権威主義専制型と温情主義専制型、参画協調型、民主主義型の4つのリーダーシップスタイルに分けています。
そして2の次元を専制的リーダーと、民主的リーダーの視点で分けると、仕事指向が専制的で人間指向が民主的と言うことになります。
初めに仕事指向の「専制的リーダー」から。「権威主義専制型」は専制的な管理システムにより、リーダーは意思決定の際メンバーを参加させないというもの。これによって強制力により、メンバーが動かされる強力なトップダウンの形。
「温情主義専制型」は、リーダーはメンバーたちをある程度信頼。ただパワー関係は明確で、リーダーにより定められた範囲内でメンバーも意思決定できるというもの。メンバーは強制力で動くのは一緒。
次は「民主的リーダー」。「参画協調型」は、リーダーは相応にメンバーを信頼。個別的な問題はメンバーにまかせるというもの。双方向に向かうコミュニケーションが特徴。
「民主主義型」は、リーダーがメンバーを信頼。広く組織全体で意思決定が行われます。コミュニケーションは上下関係のほか、メンバー間でも行われるのが特徴。
以上が簡単なリーダーシップのミシガン研究です。現代にも活きていますね。
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