2020年8月23日日曜日

リーダーシップを発揮した経験の問い、最初の目的は応募者の人柄認識

 リーダーシップをこれまで発揮した経験は、面接などにおいてもよく聞かれます。これまでの経験上からすぐに、リーダーシップを発揮したこぼれ話を思いつけば問題ありません。

多くの人は、何を話したらいいのか迷ってしまう状態です。こういう面接では、なぜ企業がリーダーシップに関係する経験を尋ねるのかが分かれば、その質問に対する適当な回答もできます。それでは企業側がリーダーシップを発揮した、経験を聞く目的を見てみましょう。

リーダーシップ経験を聞く最初の目的は、応募者の人柄を認識するためということが上げられます。企業側は、履歴書やエントリーシートでは分からない、これまでの応募者の経験や考え方について興味があります。

どのような場面においてリーダーシップを発揮したかや、その時の思考や、どう行動をしたのかをききます。その結果どうなったのかなどを聞きながら、企業に向いている人材かどうかをチェック。





リーダーシップを所持して仕事ができる人物を採用したい、そんな企業が増えています。

最初は、決断力がある人。決断する力は、チームを目的地に導くために必要不可欠。決断を下すことは圧力を感じますが、組織のためには適切な判断をしなければなりません。

次は、困難を乗り越えることができる人。何かトラブルに見舞われた際に、問題に冷静に向き合い、解決できるかどうかも重要なポイント。毎日の業務では、さまざまな問題が起きます。それを解決するリーダーシップが求められます。

こういったことを踏まえて、リーダーシップを発揮した経験を話すようにします。

頑張りたいところですね。





2020年8月19日水曜日

リーダーシップのアセスメントは、パフォーマンスに重要な6つの能力

 リーダーシップアセスメントということも、よく言われることの一つ。リーダーの役目は任務を並べるだけ、それで済まないことは誰もが知っています。

組織におけるリーダーの役目は、外部環境に絶えず目を配り、ビジネスへの影響の見通しを持つこと。それにより組織全体を動かして、成果を長期的に続くようにすることです。

そのためには自らの担当や業種、地域に関係なく、リーダーシップ能力発揮の必要があります。この総体的なものが、リーダーシップ アセスメント。将来の職務に対する潜在能力はさておき、現在の担当に対する業績、いわゆるパフォーマンスが大事。





決定的にパフォーマンスに重要な6つの能力が、リーダーシップを語る際には上げられます。それぞれ見ていきましょう。

1番最初は、ものごとを戦略的に考える思考力。2番目が、ものごとに対し成果を実現する力になります。3番目は、変革の音頭をとっていく力。

4番目は、人や組織をリードしていく力です。5番目は、協力して働き影響をもたらす力。最後の6番目が、人や組織自体の能力を成長させる力です。

具体的に、それぞれの能力を段階的に評価。リーダーに必要な能力指標と、現状実績の比較が可能になります。これをすることで、リーダーシップ アセスメントの中で開発すべき能力を明確にします。

実績を上げたいですね。






2020年8月16日日曜日

リーダーシップ アメリカ海軍士官候補生読本

 リーダーシップについては、アメリカ海軍士官候補生読本も興味深いところです。日本では1981年に訳されましたが、リーダーシップだけでなく人間関係や組織管理、面接方法やカウンセリングに至るまで全般的に書かれています。

これは1959年。アメリカ海軍兵学校の生徒向けに著されましたが、問題意識と研究は以前から積み重ねられていたということ。まさにアメリカ軍の底力です。

内容は具体的と平易を心がけていて、軍隊と人間の特性、欠点や限界などを冷静に見ながら淡々と語っています。少し見てみましょう。





軍隊という存在の特殊性。強制集団に於いて重要な特徴は、個人成員が脱退できないこと。この集団のリーダーは、いかに嫌なことをしても技術的な随員を失うことはない立場。なのでリーダーが錯覚を抱きやすいのは、自分が有効なリーダーシップを持っているということ。

気風の変化については。20世紀中期の士官は上司である上級者ということ。以前のように優越者ではない。20世紀中期の応募兵は、部下である下級者ではあるが、劣等者ではないということ。

さらに責任回避については。責任をとりたがらないのは、精神的な勇気の欠如。非難されることに恐怖を覚えるのは、士官のイニシアチブを阻むと。こんな簡潔な内容が続きます。

日本の企業戦士にも読んで欲しいのが、アメリカ海軍士官候補生読本すね。






2020年8月12日水曜日

リーダーシップ 格言

 リーダーシップ格言からも読み取ることができます。ここでは有名な人物が語った、リーダーシップについての考え方を見てみましょう。

最初に紹介するのは歴史的な偉人ともいえる「老子」の言葉から。賢者は人のに立とうと欲しているときは、人のに身を置く。人のに立とうと思うときは、人の後ろに身を置くと述べています。

そうすれば賢者が人の上に立ったときに、その重みを人は感じることがない。さらに賢者が人の前に立ったときにも、人の心が傷ついてしまうことがない。そういう風に語っています。

これはとても深い言葉で、リーダーシップとっては重要。リーダーたるものは、相手のことを理解するということ。





次はあの徳川家康の言葉から。人間は自分の一番関心がある目標に導いてくれる指導者でも、自身の気持ちを理解してくれない人間にはついて行かない。こういう老子と同じようなことを語っています。やはりリーダーたるものは、相手の理解するということが大切なようです。

家康にはリーダーとしての心構えの言葉もあります。それはこういったもの。

家臣を扱うときは(ろく)で縛りつけてはならないというもの。さらに家臣の機嫌を取ってもいけないし、遠ざけてもいけない。しかも恐れさせてもいけないし、油断をさせてもいけないと。

徳川家康の言葉だけにリーダーシップが詰まっている言葉です。

偉人の格言に学びたいですね。






2020年8月9日日曜日

リーダーシップ ミシガン研究

 リーダーシップの研究でミシガン研究も有名なもの。これはリーダーシップをリーダー個人の資質ではなく、組織的な機能として捉えている点がに特徴

別名をマネジメントシステム論とも呼ばれています。1961年にミシガン大学の研究者リッカートが、生命保険会社のフロントマネジャーに行った調査研究

調査結果から、人間指向仕事指向という2つの次元を導きます。この関係性から権威主義専制型と温情主義専制型、参画協調型、民主主義型の4つのリーダーシップスタイルに分けています。

そして2の次元を専制的リーダーと、民主的リーダーの視点で分けると、仕事指向が専制的で人間指向が民主的と言うことになります。



初めに仕事指向の「専制的リーダー」から。「権威主義専制型」は専制的な管理システムにより、リーダーは意思決定の際メンバーを参加させないというもの。これによって強制力により、メンバーが動かされる強力なトップダウンの形。

温情主義専制型」は、リーダーはメンバーたちをある程度信頼。ただパワー関係は明確で、リーダーにより定められた範囲内でメンバーも意思決定できるというもの。メンバーは強制力で動くのは一緒。

次は「民主的リーダー」。「参画協調型」は、リーダーは相応にメンバーを信頼。個別的な問題はメンバーにまかせるというもの。双方向に向かうコミュニケーションが特徴。

民主主義型」は、リーダーがメンバーを信頼。広く組織全体で意思決定が行われます。コミュニケーションは上下関係のほか、メンバー間でも行われるのが特徴。

以上が簡単なリーダーシップミシガン研究です。現代にも活きていますね。






2020年8月5日水曜日

リーダーシップ エピソード

リーダーシップエピソード面接などでもポイントになります。エピソードを答える際に重要となるところを見てみましょう。

最初のポイントは目的目標を提示して、それを実行できる人ということ。企業は周囲の状況を見ながら、目的や目標を持ち実行できる人物を求めています。

そこで、エピソードでは学生生活のなかで、そんな経験があるかを見ています。企業に入社すれば、新しいプロジェクトを始める時は、目指すべきゴールが必要。

整理しなければならない事柄も多く、全体像を見渡し仕事の目的やゴールを他のメンバーに冷静に指示。そんなリーダーシップがある人を、採用段階で見ています。






次のポイントは聞き手役になれる人ということ。リーダーといえば、その指示で動くイメージがあります。

時には、チーム各人の意見を聞ける、聞き手役になれる人もリーダーシップの素質。チームの意見を聞くことで、共感理解を深めることができ、チーム全体の団結力も上がります。
リーダーは考え方や価値観を尊重。否定しないでよく聞き、受け入れ体勢を整えます。

最後に来るのが、決断する力がある人ということ。決断力というのは、リーダーシップをとっていくためには必要不可欠。

しかも決断をするということは責任を伴うので、避けたがる人も多いもの。ただ決断しないと、成功するのかも失敗するのかも分かりません。

しっかりしたいものですね。






リーダーシップを発揮した経験の問い、最初の目的は応募者の人柄認識

  リーダーシップ をこれまで 発揮した経験 は、面接などにおいてもよく聞かれます。これまでの経験上からすぐに、リーダーシップを発揮した こぼれ話 を思いつけば問題ありません。 多くの人は、何を話したらいいのか迷ってしまう状態です。こういう 面接 では、なぜ企業がリーダーシップに...